おまとめローンの審査基準は通常カードローンとは違う!

これまでカードローンの審査に問題なく通過し続けてきた人であっても、おまとめローンでは審査基準が満たなくて審査に落ちしてしまうケースが少なくありません。そこで「おまとめローンの審査基準」について解説していきます。

おまとめローンに通らない・・・審査基準を知ってますか?

複数社の金融機関から借入をしていてこのような問題に直面することはないですか?

「毎月何回もATMに行っている」

「金利が高くて借金がなかなか減らない」

「毎月の返済額が高すぎる」

おまとめローンでカードローンの利用を1社にまとめることによって返済管理を楽にするだけではなく、金利が下がったり、毎月の返済額を抑えることもできます。

しかし、利用にあたって必ず受ける必要がある審査については、通過基準が通常のカードローンと全く異なります

そのため、これまでカードローンの審査に問題なく通過し続けてきた人であっても、おまとめローンではあっけなく審査基準が満たなくて審査に落ちしてしまうケースが少なくありません。

金融君1

今回は複数の金融機関からの借入を1つにまとめたい方にとって便利な「おまとめローンの審査基準」について解説していきます。

おまとめローンとは消費者金融や銀行などの債務を一本化すること

おまとめローンとは消費者金融や銀行カードローンなど、複数社から借入れしている多重債務者向けのローンのことです

例えばA社で30万円、B社で20万円、C社で10万円と複数の金融機関の借入れを完済するために、新たにD社から新規で借入をして、A社・B社・C社を完済して、借入れをD社にまとめてしまおうというものです。

おまとめローン専用のカードローンを提供する業者もありますし、通常のカードローンで新規の借入れをして自分でおまとめすることもできます。

おまとめローンのメリットは金利

金融君1

おまとめローンを検討するにあたって最も重要な要素は、なんと言っても金利でしょう。金利が少なくなることで、最終返済額が大きく違ってきます。

借入金額が200万円の場合元金の減少を踏まえずに単純計算をすると、金利18%の場合は36万円、15%の場合は30万円、10%の場合は20万円となり、仮に18%の借入から10%に変更できたとすると、年間で16万円も金利が違ってきます。

金融ちゃん

返済の回数が減ることで余計な時間も使わずに済むので、費用対効果はおおきく、精神的にも安心できますね。

最大の違いは他社借入に対する基準

通常のカードローンは、他社借入件数・金額が多いほど審査に不利となります。

ですが、おまとめローンはそもそも他社借入があることが前提となっているため、その件数・金額は重視されません。

おまとめローンの審査基準が違う理由は利用目的にある

おまとめローン 審査基準2

一般的なカードローンは、借入が最大の利用目的となっているのに対しておまとめローンは、スムーズに返済することが目的の商品です

そもそも利用目的が違うので、入会審査の通過基準にも差が生まれてきます。

要するに、そもそも審査を行う目的そのものが違うわけです。

おまとめローンの審査基準とカードローンの審査基準の違い

先程も言ったように、普通のカードローンの審査に通るのに重要なのは「他社借入れ状況に問題がないかどうか」です。

借入先が多いと当然カードローンの審査には通りにくくなります

その点おまとめローンというのは、いくつかの借入先の借金を消費者金融なり銀行カードローンなり1つにまとめるタイプのカードローンでそれぞれ審査基準が違います。

そのため、申し込む時点ですでにその人の他社借入れ状況は良いとは言えません。

金融君1

例えばあなたの知人が「お金を貸してほしい」と言ってきたとします。しかし、その人が他でも借金をしている場合、お金を貸すにしても条件を厳しくするはずです。

おまとめローンの審査基準も同じで、信用できる人を探し出すのが難しいことから、審査基準が高くなっていくのです。

おまとめローンの審査基準が通常のカードローンよりも厳しい原因

通常のカードローンとしてお金を貸し出すより、おまとめローンとして貸し出す方がカードローン会社にとってリスクは大きいです。

通常のカードローンの平均借入額がおよそ数十万であることに対して、おまとめローンの融資額はたいてい100万を超えます。もし返済されないとなったら金融機関の業者にとって大きな損失となってしまいます。

金融ちゃん

リスクを少しでも低く抑えるために、カードローン会社は返済能力にやや問題のある方に簡単にそんな高額のお金を貸そうとは思いませんよね。

おまとめローンの審査基準で不利なのはこんな人【事前チェック】

おまとめローンに申し込む前に、審査基準で有利な条件・不利な条件を両方チェックしておかないと、おまとめローンを利用できなくなる恐れがあります。

条件を確認せずにおまとめローンに申し込んでも審査に通ることは難しく、落ちては申し込むといったことを繰り返すと「申し込みブラック」として登録されます。

金融君3

申し込みブラックになると、何度も申し込む人=お金に困っている人。つまり返済能力が低いと見なされ、審査基準が更に不利になります。

申し込みブラックになって審査に通るどころか、どんどん遠ざかってしまう事態を避けるためにも、審査に落ちやすい条件を見ておくのは大切です。

おまとめローンの審査基準で不利な人①

消費者金融や銀行など他社借入件数が4件を超えている

おまとめローンに申し込むのはすでに何社か借入先がある方がほとんどですが、借入件数が4件以上になると可能性として審査に通りにくくなってしまいます

これは借入件数と利用者の信用度が深く関係しているからです。

他社に借入れがあることを前提にしているおまとめローンの審査では、1社あたりの申込者の信用の高さを見ているので、借入件数が多いとその分信用が低く見られてしまいます。

おまとめローンの審査基準で不利な人②

消費者金融や銀行などの返済トラブルが過去にあった

返済トラブルを起こしたことがあると個人信用情報に記録され、信用を落とす原因になります。

金融君1

返済トラブルとされるのは以下のようなものです。
  • 3カ月以上返済を延滞してしまった
  • 借入れを踏み倒した
  • 債務整理をした
このような記録は永久に残るものではありませんが、消えるまでに5年から10年はかかります

もし1つでもやったことがあれば個人信用情報を確認して時効を調べておきましょう。

少なくとも記録されている間はおまとめローンはおろかカードローンの類を作ることも実質不可能だと思ってください。

おまとめローンの審査基準で不利な人③

申し込み内容にミスや嘘をつくのは絶対NG

おまとめローンの審査は、申し込みフォームに記入された情報をもとに行われます。

そこにミスや嘘が発見されると、その時点で確実に審査基準から外れてしまいます。

年収情報の嘘は収入証明書をもとに、他社借入件数・金額の嘘は信用情報をもとに見破られるので、とにかく正確な申し込みが審査通過の絶対条件です。

おまとめローンの審査基準で重視されるポイント

おまとめローン 審査基準3

おまとめローンの審査基準については、以下のポイントが重視されています。 

  1. 年収の金額
  2. 勤続期間
  3. 雇用形態

[su_note note_color="#fed665" radius="2"]おまとめローンは、収入状況を何よりも重視して審査を行いますので、平均年収以上の収入があり、1年以上同じ職場に勤めていないと通過が厳しくなります。

なお、アルバイト・パートでは基本的に審査通過できません。[/su_note]

信用情報の状態もおまとめローンの審査基準になる

信用情報とは、過去5年分の金融取引情報の記録です。

ここに問題があると、返済に対する姿勢に問題があるとして審査落ちします。

金融君1

特に、以下のトラブルを起こしている人は、ブラックリスト入りしているため確実に審査落ちします。
  ブラックリスト入りする理由
✓クレジットカード代金の滞納
✓通信料金の滞納
✓賃貸の家賃滞納※
✓大型ローンの返済遅れ
✓自己破産などの債務整理

※保証会社を通じて契約している場合のみ

上記のポイントは、一般的なカードローンの審査でも確認される項目です。しかし、おまとめローンでは審査基準としてより厳しい確認が行われています。

収入状況は通常のカードローン審査を通過できる以上の安定性が必要となり、信用情報についてもちょっとしたトラブルすら見逃してもらえません。

消費者金融や銀行は無担保だからこそ信用を重視する

おまとめローンは、通常のカードローンと同様で保証人や担保を一切必要としません。

完全無担保で利用できるからこそ、少しでも信用できない人は審査落ち対象になってしまうのです。

「減額したうえで再審査が可能」と言われるパターン

おまとめローンの審査結果を受ける時に、「今回の審査は落ちましたが、減額していただければ再審査が可能です」と言われる人が時折いるようです。

おまとめローンの審査基準は満たしていたが借入希望額で落ちてしまった・・・

金融君1

このように言われるケースというのは、申込者の収入に対して借入れ希望額が多いから審査に落ちてしまったことを表しています。

しかし、申込者の信用面では問題がないともいえるので、言葉通り借入れ希望額を減らしてもう一度申し込めば可能性は前回よりもいくらか高くなります。

おまとめローンの審査では「何社からいくら借りてるのか」が審査に重要ですので少しでも今の借入を返済して減らしておきましょう。

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