消費者金融と銀行の違いについてわかりやすく解説しています。利用者側から見たお姉を借りる際の消費者金融と銀行の違いとメリット、デメリット。また消費者金融の総量規制&借り入れ限度額についても説明しています。

消費者金融と銀行の違い【知らなきゃ損する2つの違い】

消費者金融と銀行の違いとは

お金を借りるためには消費者金融か銀行のどちらかを選ぶことになると思うのですが、ここで1つの疑問が浮かぶはずです。

それは、これら消費者金融と銀行の違いはどこにあるのか?ということ。

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ここでは消費者金融と銀行の違いと、借りる状況にあわせた企業の選び方を説明していきたいと思います。

お金を借りる時の消費者金融と銀行の違い

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最近では三菱UFJ銀行・三井住友銀行などのカードローンの広告を見ない日はないほど、バンバンテレビCMが流されていますよね。

少し前まで「消費者金融お金を借りる=悪い・怖い」というイメージが世間一般にはありましたが「銀行からお金を借りることができるなら借りようかな」とカードローンを利用する人も増えてきました。

実際に4人に1人はカードローンを利用した経験があるというデータもあるほどなんです。(2013年にジャパンネット銀行が行ったアンケート結果より)

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では、世の中から消費者金融が完全になくなったか?というとそういうことでもありません。

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銀行のカードローンと同じレベルでテレビCMなどが放送されていることからも消費者金融が今でも健在であることがよくわかりますね。

とはいえ、正確には登録貸金業者は平成18年3月から平成24年3月までの6年間14,236業者から2,350業者へと83.5%も減少しているのも事実。(金融庁(貸金業関係資料集」より)

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これは総量規制という借り入れ制限がかかったことの影響が大きいのですが、それでも多くの人は未だに消費者金融からお金を借りているのです。

となると気になるのが「なぜ銀行でも借りられるのに消費者金融を選ぶ人がいるのか?」ということ。

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それは消費者金融を利用するメリットがあるからです。消費者金融と銀行にはいくつかのサービスの違いがあります。まずはこの点について詳しく説明します。

消費者金融と銀行カードローンの違い【比較】

 銀行カードローン消費者金融
総量規制なしあり
金利(目安)上限金利年14.5%上限金利年18.0%
無利息期間なしあり
即日キャッシング銀行による平日14時までの申し込みで可
在籍確認ありあり(一部書類でも可)
保証人なしなし

まず知っておいてもらいたいのが、同じ貸金業をしていても、銀行と消費者金融とでは大きな違いがあります。

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それが総量規制と呼ばれる貸金業法について。

総量規制&借り入れ限度額について

金融業界では総量規制と呼んでいますが、平成22年6月18日に貸金業法というものが改定されました。

この規制によって主に以下の3つのルールが適応されたのです。

  • 個人向け貸し付けの限度額は年収の1/3まで
  • 既に年収の1/3以上の借り入れがある場合は、追加で借りることはできない
  • 安定した収入を持たない専業主婦などは借りるのに旦那の承認が必要となる

このルールによって、消費者金融・信販会社・クレジット会社は規制の対象となるため、お金を借りる時には年収の1/3までしかお金を借りることができなくなりました。

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これらは借りる人が自己破産をしないために作られたルールなのですが、ここで注目すべきポイントは"銀行は規制の対象外"であること。

このことから多額の借り入れを希望する人や、安定した収入がない専業主婦の方は銀行のカードローンの方が利用しやすいと言えるのです。

消費者ローンと銀行の金利の違いとは

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正直なところ、金利については法律の関係上どこも大きく変わりません。

具体的に以下の表を見てください。

会社名金利
銀行三菱UFJ銀行カードローン4.6%~14.6%
オリックス銀行カードローン3.0%~17.8%
みずほ銀行4.0%~14.0%
三井住友銀行カードローン4.0%~14.5%
新生銀行カードローン レイク4.5%~18.0%
消費者金融アコム4.7%~18.0%
プロミス4.5%~17.8%
SMBCモビット3.0%~18.0%
ノーローン9.5%~18.0%

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比較してみると僅かながら銀行の方が金利が低いんですね。

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こうしてみると総量規制が無かったり、金利が低かったりと、どう見ても銀行カードローンの方が良いような気もしますが、消費者金融にもメリットはあります。

無利息期間があるのは消費者金融

銀行カードローンと違って、消費者金融は無利息期間を設けている消費者金融があります。

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SMBCコンシューマーファイナンス、アコムは現在無利息期間があります。

プロミス

メールアドレスの登録とWeb明細利用の登録で30日間無利息

アコム

30日間無利息

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無利息期間が長い場合、小額の借入で短期間で返済できる場合は低金利の銀行カードローンを利用するよりも返済額が低くなる場合があります。

このように消費者金融には30日間の無利息期間を設けているなど、利息が減るようなキャンペーンをしているところもあるため、実際の利息の面でもほぼ大差はつきません。

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金利よりは返済期間を短くすることを重視した方が意味があるとも考えられますね。

消費者金融と銀行カードローンの審査スピードの違い

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総量規制・限度額・金利の部分だけで判断をすると銀行の方が圧倒的にお得な印象を受けます。

が、審査スピードについては消費者金融の方が有利と言われています。

消費者金融は銀行と比べて審査スピードが速い

2017年9月15日、各新聞社が一斉に報じたことによると「2018年1月より、銀行カードローンが一斉に即日審査・即日融資を取りやめる」見通しが立ったということ。

これにより、銀行カードローンの即日融資が停止へと向かうこととなりました。

各新聞社が報じたところによると、銀行カードローンは、警視庁のデータベースへ照合を行うことで審査に数日以上の時間が必要になるとのこと。

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なぜ機械的な照合にそこまで時間が掛かるのかは不明ですが、少なくとも現在のように銀行カードローンが「最短30分」といったスピード審査を行うことは難しくなるでしょう。

となると、2018年以降に早くお金を借りたい!と思う人が即日融資を受けるためには、アコムなどの消費者金融会社を選ぶことが必須になりそうな気配です。

消費者金融なら、平日のお昼頃(目安は14時)までに申し込み、そこで審査に通れば、即日キャッシングが可能となります。

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貸金業法の改正前(総量規制の制定前)と同じく、スピード融資は再び消費者金融会社の専売特許となるわけですね。

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基本的には「早く借りたいなら消費者金融」「低金利で借りたいなら銀行」といった棲み分けが、より明確となることでしょう。

消費者金融とヤミ金は同じではない

ちなみにここまで違いを学んできましたが、消費者金融というと怖いなんてイメージを持っていたりしませんか?

非常識な高金利で貸付けられたり、延滞すると怖いお兄さんが夜中にドアを叩いてきたり、果ては職場にいたずら電話を掛けられたり。

当たり前ですが、まっとうな消費者金融はそんなことはできません。

冒頭でも書いたように、貸金業法という法律で規制されているからなんです。

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貸金業法では、利息の上限はもちろん、無理な取り立てについても厳しく規制されています。

大手キャッシングが安心といわれる理由とは

法律で規制されているとはいえ、グレーゾーンすれすれの営業を行っている中小の街金も中には存在しますが、TVで名前を見かけるような大手の消費者金融の場合、そんな危険な営業はほぼないと言っていいでしょう。

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何故なら、大手の消費者金融というのは実は銀行系列の資本が入っている会社がほとんどなのです。

銀行系消費者金融 一覧

大手消費者金融銀行グループ
プロミスSMBCグループ
アコム三菱UFJフィナンシャル・グループ
SMBCモビットSMBCグループ
ノーローン新生銀行グループ

このように銀行と提携した消費者金融は"銀行系カードローン""銀行系消費者金融"などと呼ばれていますが、銀行の傘下の会社なので法律を無視するような真似はしないでしょう。

消費者金融で借りるとローン組めない?

消費者金融を利用すると銀行のローンが利用できないというイメージがありますが、実は審査が不利になることはありません。

それは銀行の審査において、消費者金融からの借入でも、他の金融機関の借り入れと同様に見るからです。

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もし消費者金融を利用していて銀行の借り換えなど他のローンの審査に落ちた場合は、消費者金融の借入自体でなく、他に原因があるということを理解しましょう。

消費者金融と銀行カードローンの在籍確認の方法の違い

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通常、在籍確認は必ず職場に電話がかかってきて在籍確認が行われます。

その際、大抵の金融会社は会社名では無く個人名で電話がかかってくるのですが、それでも在籍確認の電話が嫌だと言う人も多いです。

この在籍確認は、銀行カードローンでは必ず行われるのですが、消費者金融の場合はそうではありません。

銀行カードローンと消費者金融のカードローンの在籍確認の方法は異なる

正確に言うと一部の消費者金融の場合ですが、電話ではなく社員証明書や、健康保険証など、書類による在籍確認を認めてくれるケースもあります。

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書類による在籍確認を認めてくれている消費者金融はアイフルやSMBCモビットなどで、借入金額も50万円以内と小額の借入のみですので、高額の借入が必要な場合は、必ず在籍確認があると思っていた方が良いでしょう。

※審査結果によっては電話で在籍確認が行われる場合もあるようですので、あらかじめ審査申込時にオペレーターに相談しておきましょう。

消費者金融と銀行の違い(まとめ)

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借りるときの希望でによってどちらを選ぶべきかが決まる

このページでは消費者金融と銀行カードローンには、どのような違いがあるのかを説明しました。

銀行のカードローンの認知度は高まっていますが、消費者金融も未だに健在。

  • 銀行は総量規制の対象外・低金利・限度額・信頼性の面で優位に立つ
  • 消費者金融は審査スピードや無利息期間、在籍確認などのサービス面で優位

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このように違いがあるので、それぞれの借りるときの要望にあわせて会社を選びましょう。

大したことがないような違いに思えるかもしれませんが、お金を借りるときには大事な問題です。

ぜひ、この知識を活かしてお金を借りるようにしてくださいね。

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