プロミスの延滞金をリアルに試算
延滞金とは、返済日を過ぎた時点から発生する、一種のペナルティのようなお金のことです。プロミスの延滞金は通常金利の代わりに発生し、延滞者は借入残高に上乗せして支払わなければなりません。
プロミスの遅延利率は、20.0%(実質年率)です。通常金利が4.5%~17.8%なので、延滞金は非常に重い負担になっていることがわかります。
プロミスの延滞金の支払い一覧表(計算済み)
プロミスの延滞金支払い一覧表は下記のとおりです。延滞になりそう、または延滞している人は、試算結果を参考にして下さい。
借入残高 | 延滞期間 | 発生する遅延損害金 |
---|---|---|
5万円 | 1ヶ月 | 822円 |
2ヶ月 | 1,657円 | |
3ヶ月 | 2,506円 | |
10万円 | 1ヶ月 | 1,644円 |
2ヶ月 | 3,315円 | |
3ヶ月 | 5,013円 | |
20万円 | 1ヶ月 | 3,288円 |
2ヶ月 | 6,630円 | |
3ヶ月 | 10,027円 | |
30万円 | 1ヶ月 | 4,932円 |
2ヶ月 | 9,945円 | |
3ヶ月 | 15,040円 | |
50万円 | 1ヶ月 | 8,219円 |
2ヶ月 | 16,573円 | |
3ヶ月 | 25,065円 | |
100万円 | 1ヶ月 | 16,438円 |
2ヶ月 | 33,147円 | |
3ヶ月 | 50,130円 |
※1円以下の端数は四捨五入で計算しています。
※一度も返済せず、延滞を継続した場合
これは、所定の額をきちんと返済するまでは、元通りの利率には戻りません。
プロミスの延滞金の計算方法
- 借入残高×遅延利率÷365日×延滞日数
仮に10万円の借入残高があるとして、1日延滞した場合と、30日連帯した場合を載せておきます。
- 10万円 × 20.0% ÷ 365日 × 1日 = 54.79円
- 10万円 × 20.0% ÷ 365日 × 30日 = 1643.835円
このようにプロミスでは期間が長引けば長引くほど、返済額が増えていくので注意しましょう。
プロミスの延滞金の支払方法は?
プロミスの延滞金の支払方法は延滞解消後の次の返済時に、毎月の返済額から自動で差し引かれるので、基本的に延滞金を上乗せして支払う必要はありません。
遅延損害金の金額を確認する方法は2つあります。
- コールセンター(0120-24-0365)に問い合わせる
- プロミスの会員ページにログイン
延滞金が発生しそうな時は事前に連絡すること
プロミスでは返済期日までに決まった額を返済しないと、1~3日ほど経過した時点で、カードローン会社から携帯に連絡が入ります。
闇金でもない限り厳しい取り立てが行われることはありませんし、返済が数日遅れたぐらいでは信用情報機関に事故情報が載ることもありませんが、遅延損害金が発生しプロミスとの信頼関係にヒビが入ります。
1日でも返済が遅れる時は、事前にプロミスコールセンターに連絡をし、いつまでに返済できるのかを先に伝えておきましょう。
事前連絡しておけば、携帯に催促の電話がかかってくることもありません。
約束した返済日になっても延滞してしまった時には、再度コールセンターに電話を入れます。約束を守れないのはまずいですが、さらに延滞するのに連絡を入れないのはもっとまずいので気を付けましょう。
プロミスを延滞すると信用情報に傷が残る
プロミスで延滞するリスクは、遅延損害金だけではありません。
3ヶ月以上も返済が遅れると、遅延した記録が個人信用情報機関に記録されることとなります。これがいわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるものです。
この情報は信用機関に最低でも5年間は保管され、その間はあらゆる審査に通過できなくなります。具体的には以下の状態になってしまいますので、何としても避けるべきと言えるでしょう。
- 住宅や車のローンが組めなくなる
- クレジットカード契約ができない
- カードローンでお金が借りられなくなる
- スマホの分割払いが不可に
- 賃貸住宅の契約で保証会社を保証人にする場合に審査落ち
- 事実が知られると職場や家庭などでも信用を失う
プロミスの延滞金が溜まると口座差押えも
プロミスからの督促をいつまでも無視していると、手続きが裁判所へ移管し、裁判所から支払いもしくは出頭するように通知が来ます。
そうこうしている間に、回収の手続きも厳しくなっていきます。
場合によっては、勤務先や自宅に連絡も来ます。こうなると、周囲に滞納の事実が知れ渡るのは時間の問題です。職場や家族からの信用を失ってしまう事態は避けられないでしょう。
そして最終的には、自身の財産や口座を差押えられる可能性まで出てきます。そうなると、お金に関しての一切の自由を奪われるので、本当に厳しい状況に追い込まれます。
プロミスで滞納【延滞金があるならまずは支払いの延期を】
プロミスで延滞・滞納している。その上でプロミスで支払いを延期したいのなら、まずは「お金が入る時期・理由」を伝えて交渉してみましょう。
延長可能な期間について明確な決まりはないようですが、最大で次回の給料日まで待ってもらえるようです。つまり、最大30日程度なら待ってもらえるということですね。
事前に連絡して支払予定日(以降、約束日とします)を決めておけば、その日までプロミスから連絡が入ることはありません。
プロミスの支払い延期の手続き方法
プロミスを滞納しそうな時、すでに滞納してしまっている時など、プロミスのコールセンターに電話をかけ、オペレーターに支払いの延期をお願いしましょう。
このとき、必ず約束日を設定してください。
プロミスコール
0120-24-0365
- レディースコール
0120-86-2634
事前連絡なく延滞・滞納すると、プロミスから督促の電話がかかってきます。無理な取り立てをされるわけではありませんが、無断で返済が遅れるとプロミスからの信用が大きく損なわれてしまいます。
そうなる前に、こちらから払えない状況を説明して相談するのが賢明です。
14日以内の延滞なら連絡も自動音声でOK
1日、2日遅れる場合なら連絡するのも面倒ですし、かと言って放置しておいて連絡が来るのも良い気持ちもしません。
こんな場合は自動音声やメールサービスを利用して入金約束をしてしまいましょう。
- 電話番号:0120-24-0365
電話内容 | 営業時間・受付時間 |
---|---|
1.新規申込 | 9:00-21:00 |
2.各種問合せ※音声自動応答 | 0:00-24:00 |
3.各種問合せ※オペレーター | 9:00-18:00(平日のみ) |
4.カード紛失・盗難受付 | 0:00-24:00 |
このうち、2番以外はいずれ電話先のオペレーターが対応することになりますが、2番の「利用や支払の問い合わせ」については、自動音声の対応だけで済ませることもできます。
期日前であればプロミスコールで30日間返済期日を延長することもできます。ただし、この方法で事前申告しても遅延利息は発生します。当然オペレーターの対応ではないので、24時間いつでも手続きできます。
今月の入金はメドが立たない時はコールセンターに連絡しよう
都合が悪く入金できない時、入金日を過ぎても連絡しないとプロミスから延滞の連絡がかかってきます。
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)はSMBCグループの会社なので、延滞した場合も丁寧な口調で電話をしてきます。
カードローンは信用取引なので、あなたがどのような取引をしているのかも重要な要素になります。
うっかり返済を忘れてしまった場合や入金の都合が悪く入金できない場合も含めて、全ての取引が記録されるので注意して下さい。
嫌がられないプロミスの滞納の連絡方法
プロミスとの延滞の連絡は「理由」が明確だとスムーズ!
明確な理由のある延滞連絡であれば容認しやすくなる為、理由を説明することで嫌味を言われず、すんなり約束を取ってくれる可能性が高まります。
- 〇月〇日までに入金すると期日を連絡
- 手元に返済に回せる現金がないことを連絡し、最悪翌月の給料日までに支払うことを連絡
- 約束日前までに入金できそうなら連絡することを伝える
明確に返済できる期日を伝えることが重要です。そして、最大でも翌月の給料日までに返済するように心がけましょう。
この時、延滞する理由と、約束期日の2つがセットになっていることがポイントです。
転職した場合などで給料日が変更になって返済ができない場合は、その旨をコールセンターのオペレーターに伝えてください。
延滞の連絡で嘘は厳禁
プロミスへの連絡で延滞する時に嘘をつくのは辞めましょう。
身内に不幸があり、交通費や香典でお金がかかった
親が亡くなってしまい、それどころじゃない
財布を盗まれた(落とした)
お金を盗まれた(落とした)
銀行のキャッシュカードをなくしてしまい、現金が引き出せない
上記は以前からよくある延滞の言い訳例です。
延滞の連絡はすんなり通ることが多い
「プロミスに自分から延滞の連絡をする」というだけで、不安に思い無視してしまう人もいるかもしれません。しかし、対応は事務的で怖いものではないので安心してください。
- 返済に遅れている旨を通知
- すぐに入金できるかの確認
- 入金する期日の設定
上記が、電話の主な内容です。返済が遅れているからと言って、いきなり怒ったり、怒鳴ったりするようなことは絶対にありません。
あなたが思っているほどイヤな対応はされません。思い切って相談してみると良い結果が生まれることもあります。
毎月プロミスで延滞金が出るなら根本的な解決策を考えよう
- 毎月返済が苦しい
- いつも金欠
- なぜか入金できない
延滞の連絡の理由が「うっかり忘れていた」なら問題ありませんが、このような場合あなたが気づいていないだけで債務超過に陥っている可能性があります。
借り換えの目的は返済負担の軽減
借り換えとは、使うためのお金を借りるのでなく、現状の返済負担を減らすことを目的として借りることです。
借り換えとは、あくまで借入が変わるだけの対処なので、借金額が減るだけなどの根本的な解決には繋がりません。
とはいえ、例えばプロミスの返済期日が近づいている・数日遅延しているといった状態で借り換えれば、プロミスで延滞金が発生するリスクそのものは回避できます。
また、借り換え先にもよりますが、場合によっては今のまま返済し続けるより利息総額が安くなるケースもあります。
そういった方は、プロミスと同じくらい審査が早いカードローンへの借換えを検討してみましょう。
延滞・滞納中でも借り入れ出来るかは信用情報で分かる
延滞・滞納中でも借り入れ出来るかは信用情報で分かります。個人信用情報機関はJICCやCICがありますが、信用情報機関へ情報の開示を行うのも一つの手段です。
自分の持っているクレジットカードやカードローンはどの信用情報機関に加盟しているのかチェックしてから開示しましょう。
- 現在延滞・滞納中→延滞・滞納を解消してから借入れ
- 5年以内の延滞→ブラックOKに申し込み
- 5年以上前の延滞→どこの消費者金融でも申込みOK
ただしこの時、現行の消費者金融では61日内の延滞ならブラックとして報告されないので安心して下さい。
プロミスを延滞・滞納している時の打開策(まとめ)
プロミスで延滞金が発生すると延滞の連絡があり、以下のような流れで手続きが行われます。
- 遅延利率(実質年率)が適用
支払い日の翌日から、所定の遅延利率が適用されます。遅れた分を払いきるまでは、元の利率には戻りません。 - 書面での督促が届く
所定の額を払うようにと、自宅にプロミスからの郵送物が届きます。 - 電話での督促
担当者から、支払いをするようにと携帯に電話がかかってきます。電話に出るまで職場や自宅にも何度もかかってきます。 - 利用停止・強制解約
カードが使えなくなり、強制解約させられます。こうなると、プロミスと再契約することは困難です。 - 保証会社から一括請求
カード残高全て+延滞・滞納金を一括払いで払う必要があります。 - 裁判所から訴状が届く可能性も
それでも支払いをしない場合は、手続きが裁判所に移管され訴状が届きます。財産の差押えなどに発展するケースもあるので注意して下さい。
上記とプロミスの実際の対応とは異なる場合がありますが、大まかに分けるとこのような流れとなる場合が多いです。
- 少しくらい遅れても平気だろう
- 1回なら遅れても問題ないよね
そんな風に考えている人は少なくありませんが、遅延や延滞・滞納はハッキリ言って、絶対にするべきではありません。その理由を知れば、どんな手段を使っても防ぐべきだと理解できるはずです。
油断していて「ブラックリスト入り」してしまうと、それこそ「人生における致命傷」になってしまいます。